鹿児島で働く塾長の1日

鹿児島の子別学習塾「GOJYUゼミ」の塾長が、日々感じることをのらりくらりと書いていきます。西郷さん、大久保さんを育てた郷中教育を取り入れた塾で、プログラミング講座も実施しています。

カテゴリ: 出来事

先日、急遽スペシャルゲストをおよびしてのイベントが実施されました。

今回のゲストは米里健太郎さん。
八幡小学校→附属中学校→鶴丸高校→東京大学理科一類→東京大学大学院修士課程→東京大学大学院博士課程(現在)
という輝かしい経歴をもっている、僕の15年来の友人です。

最初の自己紹介では、小・中・高時代はお笑い・応援団・生徒会・サッカー部・化学部、全てを頑張る全力少年だったという話や、大学時代には小中学生対象の理科実験教室をしていたり、今どういうことをしているのかを話してくれました。

その後の質問タイムでは、一人2個ずつ質問を紙に描いてもらい、それを元に米里さんと皆で対話をしていきました。
その質問と対話の一部抜粋がこちら。

Q:どんな勉強方法をしていましたか?
A:得意だった理数系は、本屋に行き、半分はわかって半分はわからない参考書を購入してそれを解いていた。国語は5色のペンを使って、例えば主語は赤、述語は青など構造を分けて勉強をしていたのでノートがとてもカラフルになった。英語・社会はあまり好きじゃなかったが、覚えるために単語や用語だったりを書きまくっていた。あとは全教科共通で学校の授業を真剣に聞いていた。そして、わからないことは先生を捕まえてその日のうちに解決していた。気をつけてほしいのは、このやり方は僕に合っていただけで、君たちに合うかはわからないということ。勉強をする中で様々な工夫を重ね、自分に合ったやり方を生み出しながら勉強すれば、ただ覚えるだけの学校の勉強も面白くなってくる。つまらないからやらないではなく、何事も興味・関心をもって工夫するという心構えを大事にして欲しい。

Q:一つのことを続けるために必要なことを教えてください。
A:原点に立ち返ること。例えば、僕がやっている研究は、上手く結果が出ない時もあるし、完成するまでに長い時間がかかることもある。それでもやり続けられるのは、新しいものを作れた時の感動やその研究を始めた時のワクワク感を思い出すから。辛い時、苦しい時、逃げたい時は自分の原点に立ち戻ることも大事だと思う。

Q:なんで、東大を目指そうと思ったんですか?
A:2011年3月11日に起きた東日本大震災がきっかけ。当時僕は高校2年生だったんだけど、テレビを見ていてとても悔しかった。なぜなら、自分には何もできなかったからだ。震災ボランティアも大事だと思うが、科学に携わる人間として、もっと実力や知識があったなら自分が貢献できることも広がったかもしれないと思ったから悔しかった。だから自分の実力と知識を磨く場として東大を目指そうと思った。
当時の僕は東大はD判定。難しいとは思ったが、自分を磨くためにも東大に行こうと決意をして勉強に打ち込んだ。目的があれば人間は頑張れる。


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(米里さんの話を真剣に聞いています。)

最後に、米里さんから子供達に向けたメッセージです。
「まず、友達を大事にしてください。皆の周りには色んな人がいると思います。面白い人、勉強ができる人、足が速い人、うるさい人・・・。好き・嫌いはあるでしょう。ただ、嫌いだからと言ってその人のことを馬鹿にしたり、いじめたりしたらその人から学べることを全て失ってしまうことになるのです。人はみんな、その人にしかない良いものを持っています。友達を大事にし、友達から多くのことを学んでください。次に興味・関心を持ち続けてください。どうして?なぜ?その問いかけから全ては始まります。実は人間の学問はこの積み重ねなのです。先人たちがここまで積み重ねたからこそ今の僕たちの豊かで便利な生活はあるのです。今、日本には各分野の専門家はいますが、この分野間を横断して繋げて新しい価値を生み出せる人が足りません。興味・関心を持って謙虚な姿勢で学び続け、ぜひそのような創造力のある人になって欲しいと思います。」

子供達も興味を持って話を聞いていて、ここで何か一つでも学ぶものがあれば嬉しいです。
興味・関心を持ち、謙虚な姿勢で学び続ける。
その積み重ねによって、より多くの人の力になれる、豊かな人生は送れるのではないかと思いました。
お忙しい中貴重なお時間をいただいた米里さん、改めてありがとうございました!

先日GOJYUゼミの教室で、「さつま隼人&おこじょに会おう!」Vol2が行われました。

今回のゲストは小松さん。
僕の高校時代の友達であります。

彼のプロフィールはこちら

●甲南高校卒業→佐賀大学卒業→鹿児島大学教育学研究科修了→ 鹿児島県修学館中学校・高校教諭
●数学を担当
●野球がとにかく大好き
●あだ名は「こまってぃー」

子供達からくるさまざまな質問に、とても真摯に答えてくれる小松先生。

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「まだ夢がないので、どうしたらきまりますか?」
という質問には、

「興味あること・好きなことをとことん全力でやってみるといいと思う。自分のやりたい職業なんてどこにあるのかわからない。興味あること・好きなことをとことんやっていけばそれが夢に繋がると思う。」

「数学のモチベーションが上がらないときはどうすればいいですか?」
と聞かれると、
「できるところからやってみよう。数学は積み重ねの教科だから、いきなりできるようにはならなくて大変だと思う。でも、わからないところからやり進めれば必ずできるようになる。諦めずに頑張ってほしい。」

その中でも、僕が一番印象に残った話はこれ。
「僕も今は先生になれてるけれど、高校時代はどうしようもないやつだった。高校2年生のときにバレンタインデーの時に、机にチョコが入っていたんだよね。やっぱ嬉しいわけですよ。でも、後輩からとか色々情報が流れたんだけど、結局男友達がふざけて入れただけだったんだよ笑。そんな僕でもこうなれてるから大丈夫。みんなも自信持って好きなことに取り組んでほしい。」

自分の弱い部分も包み隠さず話せるところは本当に素敵です。
こういった話を聞いた子供達からは、先生だから勉強をもっとしなさいと言われるかと思ったけれど全然そんなことはなくて新鮮だった。という感想もありました。

純粋に子供が好きなんだなぁというところが、彼のキラキラした目から伝わってきました。
先生になるという小学生からの夢を叶えた後も、現状に満足せず一人一人の子供達に全力で向き合う小松はきっといい先生になると思います。

これからも魅力的な大人をゲストに呼んでイベントはやっていきますので、ぜひご参加ください。
ゲストとして参加したいという方のご連絡もお待ちしております!

こんばんは。
ゼミ長のサトシです。

昨日、薩摩隼人&おこじょに会おう!というイベントがゼミにて開催されました。

学校や親以外になかなか大人と関わる機会のない中・高生に、魅力的な大人と出会うことで、自分の将来を考えるきっかけにしてもらおうというイベントです。

記念すべき第一回目のゲストは牛飼陽介さんでした。
(以下プロフィール)

●鹿児島大学農学部→ジョージア大学へ留学→農学部卒業→鹿児島大学医学科へ編入
●シェアハウス「Minakago」の管理人
●小学生~高校生、社会人など幅広い人向けの塾を経営
●高校生の頃からブレイクダンスを始める
●あだ名は「もーちゃん」

簡単な全体自己紹介の後に、牛飼さんがこれまでどんな人生を歩んできたのかを話してくれました。

小学生の時に大阪から姶良に引っ越してきたとき、なんかあいつ頭いいらしいよという噂に応えるために今まで全然してこなかった勉強を頑張ったり、大学を卒業してからやっぱり医者になりたいということで二年間の宅浪生活を送ったり・・・etc

その時その時で、自分が面白そうだと思ったことに全力投球をして道を切り開いていて本当にかっこいい。

お話の後は質問タイム。

一人2個ずつ質問を紙に書いてもらい、それを元に牛飼さんと皆で対話をしていきました。

その質問と答えを一部抜粋します。

Q:どうしたらたくさんのことに挑戦できるようになりますか?

A:面白そうだと思ったらとりあえずやってみることかな。そして、失敗したとしてもそれが学びになって次に繋がるから大丈夫。僕も実は浪人して1年目は不合格だったけど、今となってはそれもいい経験。面白そうだと思ったらとりあえずやってみてください。

Q:どんな勉強のやり方をしていました?

図書館と自宅を1日に4〜5回往復し、2年間毎日10時間勉強をしていました。そして、ボイスレコーダー勉強法です。朝起きて2時間ぐらい勉強し、間違えたところをボイスレコーダーに吹き込んで図書館に移動。移動時間中はずっと聞いておきます。そして図書館で1時間勉強したら家に帰る。家で1時間勉強したらまた図書館に行く。夜は毎日2時間くらいブレイクダンスをしてました。医者になりたいという思いもありますが、毎日のブレイクダンスという楽しみがあったので、勉強するのもいつのまにか慣れていました。

Q:ここにいる子供達に伝えたいことはありますか?

「筋肉をそだてよう!」ということかな笑。健全な精神は健全な精神に宿るじゃないけれど、身体が元気じゃないと何もできません。面白そうなことがあったときに行動できるよう、運動をして、タンパク質をたくさん取ろう。僕は毎日卵を2個食べるようにしています。


質問タイムの後に最後は、ブレイクダンスも披露していただきました。

生のブレイクダンスを見たのは僕も初めてでしたが、プロ級でキレッキレでした。

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面白そうだと思ったことに全力投球をする牛飼さんは本当にかっこいいよかったです。

薩摩隼人&おこじょに会おう!では、今後も面白いゲストを呼んでいきます。

中高生にとって、まだここにない出会い(これは前職のパクリか笑)を創っていきますのでお楽しみに〜


こんにちは。ゼミ長の畠中です。

9月も気がつけばもう終盤。
早いですね。

夏休み明けにはほとんどの学校で実力テストがありました。
そして、夏休みに頑張った成果がテストでいきなり出る子とそうではない子がいました。
こういう時に僕は、
「テスト結果に一喜一憂しても意味がない。いい結果だった時は今回は運が良かっただけと考え、次もうまくいくように引き続き頑張ろう。悪い結果だった時は、どうすればうまくいくかを考えて、改善を加えて頑張ろう。それだけだよ。」
という風に声をかけるようにしています。

合格判定ってとても気になりますよね。
ただ、あれは基準にはなるものの、あくまで判定です。
いつだって勝負は勝つか負けるかの2択。
合格率はどんな人だって50%です。

受験はマラソンに似ていると思います。
合格タイムは決まっていて、そのタイムまでにやるべきことを終えられるかどうか。
自分ならできると信じて最後までやりきれるかどうかが鍵です。
ここで諦めないことが未来に繋がる。
頑張れ!

こんにちは
GOJYUゼミ代表の畠中です。

8/25(土)に夏のスクーリングが終了しました。
ゼミ生の皆さん、おつかれさまでした。
特に受験生は、ほとんどの子が毎日6時間以上勉強を継続して頑張りました。
ここでの頑張りがのちのち結果に響くことは間違いありません。
夏を制するものは受験を制するとはよくいったものですね。
周りが何もしていないときにこそ努力をし、それを継続できた人だけが次に進むことができます。
夏休みの過ごし方にはその最たるものが出るのかもしれないなとゼミ生たちを見ていて思いました。
逃げ道はたくさんあるけれど、自分のためにも楽な道を選ばずいつまでも挑戦を続けていきたいですね。

高校入試まで残り190日
センター試験まで残り144日
国公立大2次まで残り181日

ここからが本番
気を新たに頑張っていきたいと思います。


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