本日読み終わった「世界標準の子育て」がとても良かったので、簡単にまとめて紹介したいと思います。


この本は米国で4000人以上のグローバル人材を輩出した著者が、世界中の子育てをいいとこ取りして体系化したノウハウを記しています。


5分でわかるようにまとめてみました(^ ^)


1 世界標準の子育てには3つの条件がある

その3つの条件とは、「自信」「考える力」「コミュニケーション力」です。

一番大切なのは「自信」。

これがあれば環境の変化にもへこたれない、挫折もバネにもできる、そんなタフネスさの源になります。

また、自信がある子は性格的にも勇気と根性に満ち溢れた子になります。

親が干渉を減らして成功体験を積ませる子育てをすれば育ちます。

「考える力」は、自分の判断で人生を切り開いていくための力です。

情報を見極める力、常識を疑う力、未来を予測する力、多面的に考える力、自分の思考を検討する力など、考える力をもつことで時代の変化に対応して自由で快適な人生を手に入れることができるようになります。

ハードスキルよりもソフトスキルの育成へと目を向けましょう。

最後の3つ目となる「コミュニケーション力」。

多様性の世界を生きるには不可欠な能力です。

親子の日常の何気ない雑談を大事にすることで、子供のコミュニケーション力を伸ばすことができます。


2 年齢ごとの3つのステージに分けて育てる

0〜6歳、7歳〜12歳、13歳〜18歳の3つのステージに分けて、上記の3つの力を育てる必要があります。これは、子供の脳の発達段階とも深い関わりがあります。

自信編

0〜6歳:根拠のない自信を育てる

親が愛情をたっぷり注いで、愛されている自信をつけさしてあげましょう。そして、お手伝いで成功体験を積ませましょう。

7〜12歳:根拠のある自信を育てる

根拠のある自信は親から受け取るものではなく、子供が自分の努力によって獲得していくもの。習いごとに参加させ、継続と競争によって育てていきましょう。それによってその子独自の強みがわかり、本物の自信が生まれます。

13〜18歳:自信を確信にする

慣れから脱出させ、新しい刺激を与えましょう。そのためには結果よりも努力を認める親の姿勢が大事です。やり抜くことで自信は本物になるので、習いごとは簡単に辞めさせないようにしましょう。


考える力編

0〜6歳:言葉の力を強固に育てる

絵本の読み聞かせは0歳から始め、3歳からは質問しながら読み聞かせましょう。子供が自分で本が読めるようになっても読み聞かせは継続しましょう。

7〜12歳:自分で考える力を育てる

7〜9歳で月に4〜5冊を読む習慣を身につけましょう。算数はプリント学習で三年先を目指すと、論理的思考が伸びます。明確に説明する能力を伸ばすために、日々の会話であいまいな言葉には突っ込んだり、言葉のゲームをしたりしましょう。

13〜18歳:選択する力を育てる

自分にとって良い選択とは何かを考えるようにサポート。子供の強みや弱みを伝え、子供がやりたいことを見つける機会の用意をします。ディベートを家庭にも取り入れ、論理的思考と人を受け入れる力を育てます。


コミュニケーション力編

0〜6歳:人と関わる力を育てる

赤ちゃんとたっぷりコミュニケーションをとりましょう。2歳ごろになるとごっこ遊びが有効。子供の話を遮らずに最後まで聞くことで話す力と聞く力が育ちます。

7〜12歳:幅広いコミュニケーションがとれる子に

習いごとは個人活動ではなく集団活動にも参加させましょう。子供扱いせず、ひとりの人格者として扱うことも大事です。コミュニケーション力を育てるのに最適な習いごとは演劇。

13〜18歳:世界標準のコミュニケーションがとれる子に

観光ボランティアやゲストハウスなどのイベントを通して家族で国際交流を体験しましょう。海外留学を半年〜一年経験させることが理想的ですが、大学内でも国際交流は十分可能です。



その子その子にあった子育てが一番大事なのは確かですが、一種の方向性としてはとても参考になりました。


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興味がありましたらぜひ読んでみてくださいね(^ ^)