鹿児島で働く塾長の1日

鹿児島の子別学習塾「GOJYUゼミ」の塾長が、日々感じることをのらりくらりと書いていきます。西郷さん、大久保さんを育てた郷中教育を取り入れた塾で、プログラミング講座も実施しています。

僕がゼミ生に身につけて欲しい力の一つに「決めたことをやりきる力」があります。
これは、自分自身が小・中・高を通して全く身につかなかった力です。(正直、社会人になってようやく身につきました。)

僕はなぜこの力が学校生活の中で身につかなかったのか。
それは、自分で目標を立ててそれに向かって努力をして達成した経験がなかったからだと思います。
科目の勉強は塾や学校の先生から受け身な姿勢で習い、部活もそこそこ。
なんとなく周りのいうことを聞いていてそこそこうまくやってきた。
何もかもが中途半端でした。
受け身の姿勢で周りが手取足取り教えてくれる状態だと、絶対にこの力は身につきません。

ではどうして社会に出て少しは身についたか(まだまだ修行中の身ですが)。
逃げられない環境と、向き合ってくれる上司、自分の夢があったからだと思います。

リクルート時代は毎月毎月売り上げ目標がありました。
先月の目標をクリアした思ったら来月の目標がおりてくる。
イメージとしては毎月進級がかかったテストがある感じです。
会社からお金をもらっている以上、家賃は払うのは当たり前だ。
プロ社会人としての自覚を身につけさせていただきました。

向き合ってくれる上司の存在も本当にありがたかったです。
僕がどうしたいのかを僕が腹落ちするまで徹底的に何度も話あってくれました。
そのおかげで辛い時、大変な時は自分の原点に立ち戻るということができるようになりました。

大学3年生の頃から目指している「世界中の子供たちが夢を語り合える社会を創る」という夢。
青臭くて恥ずかしいですが、あの頃から今までこれはずっと変わっていません。

社会に出る前に「決めたことをやり切る」という経験をすることができれば、魑魅魍魎が渦巻く社会でも逞しく、しなやかに生きていけると考えています。

それを積み重ねていけば、最終的には誰かから与えられるのではなく、自分で決めてやりきれるようになるでしょう。
ゼミ生はそこを目指しています。

先日、急遽スペシャルゲストをおよびしてのイベントが実施されました。

今回のゲストは米里健太郎さん。
八幡小学校→附属中学校→鶴丸高校→東京大学理科一類→東京大学大学院修士課程→東京大学大学院博士課程(現在)
という輝かしい経歴をもっている、僕の15年来の友人です。

最初の自己紹介では、小・中・高時代はお笑い・応援団・生徒会・サッカー部・化学部、全てを頑張る全力少年だったという話や、大学時代には小中学生対象の理科実験教室をしていたり、今どういうことをしているのかを話してくれました。

その後の質問タイムでは、一人2個ずつ質問を紙に描いてもらい、それを元に米里さんと皆で対話をしていきました。
その質問と対話の一部抜粋がこちら。

Q:どんな勉強方法をしていましたか?
A:得意だった理数系は、本屋に行き、半分はわかって半分はわからない参考書を購入してそれを解いていた。国語は5色のペンを使って、例えば主語は赤、述語は青など構造を分けて勉強をしていたのでノートがとてもカラフルになった。英語・社会はあまり好きじゃなかったが、覚えるために単語や用語だったりを書きまくっていた。あとは全教科共通で学校の授業を真剣に聞いていた。そして、わからないことは先生を捕まえてその日のうちに解決していた。気をつけてほしいのは、このやり方は僕に合っていただけで、君たちに合うかはわからないということ。勉強をする中で様々な工夫を重ね、自分に合ったやり方を生み出しながら勉強すれば、ただ覚えるだけの学校の勉強も面白くなってくる。つまらないからやらないではなく、何事も興味・関心をもって工夫するという心構えを大事にして欲しい。

Q:一つのことを続けるために必要なことを教えてください。
A:原点に立ち返ること。例えば、僕がやっている研究は、上手く結果が出ない時もあるし、完成するまでに長い時間がかかることもある。それでもやり続けられるのは、新しいものを作れた時の感動やその研究を始めた時のワクワク感を思い出すから。辛い時、苦しい時、逃げたい時は自分の原点に立ち戻ることも大事だと思う。

Q:なんで、東大を目指そうと思ったんですか?
A:2011年3月11日に起きた東日本大震災がきっかけ。当時僕は高校2年生だったんだけど、テレビを見ていてとても悔しかった。なぜなら、自分には何もできなかったからだ。震災ボランティアも大事だと思うが、科学に携わる人間として、もっと実力や知識があったなら自分が貢献できることも広がったかもしれないと思ったから悔しかった。だから自分の実力と知識を磨く場として東大を目指そうと思った。
当時の僕は東大はD判定。難しいとは思ったが、自分を磨くためにも東大に行こうと決意をして勉強に打ち込んだ。目的があれば人間は頑張れる。


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(米里さんの話を真剣に聞いています。)

最後に、米里さんから子供達に向けたメッセージです。
「まず、友達を大事にしてください。皆の周りには色んな人がいると思います。面白い人、勉強ができる人、足が速い人、うるさい人・・・。好き・嫌いはあるでしょう。ただ、嫌いだからと言ってその人のことを馬鹿にしたり、いじめたりしたらその人から学べることを全て失ってしまうことになるのです。人はみんな、その人にしかない良いものを持っています。友達を大事にし、友達から多くのことを学んでください。次に興味・関心を持ち続けてください。どうして?なぜ?その問いかけから全ては始まります。実は人間の学問はこの積み重ねなのです。先人たちがここまで積み重ねたからこそ今の僕たちの豊かで便利な生活はあるのです。今、日本には各分野の専門家はいますが、この分野間を横断して繋げて新しい価値を生み出せる人が足りません。興味・関心を持って謙虚な姿勢で学び続け、ぜひそのような創造力のある人になって欲しいと思います。」

子供達も興味を持って話を聞いていて、ここで何か一つでも学ぶものがあれば嬉しいです。
興味・関心を持ち、謙虚な姿勢で学び続ける。
その積み重ねによって、より多くの人の力になれる、豊かな人生は送れるのではないかと思いました。
お忙しい中貴重なお時間をいただいた米里さん、改めてありがとうございました!

先日GOJYUゼミの教室で、「さつま隼人&おこじょに会おう!」Vol2が行われました。

今回のゲストは小松さん。
僕の高校時代の友達であります。

彼のプロフィールはこちら

●甲南高校卒業→佐賀大学卒業→鹿児島大学教育学研究科修了→ 鹿児島県修学館中学校・高校教諭
●数学を担当
●野球がとにかく大好き
●あだ名は「こまってぃー」

子供達からくるさまざまな質問に、とても真摯に答えてくれる小松先生。

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「まだ夢がないので、どうしたらきまりますか?」
という質問には、

「興味あること・好きなことをとことん全力でやってみるといいと思う。自分のやりたい職業なんてどこにあるのかわからない。興味あること・好きなことをとことんやっていけばそれが夢に繋がると思う。」

「数学のモチベーションが上がらないときはどうすればいいですか?」
と聞かれると、
「できるところからやってみよう。数学は積み重ねの教科だから、いきなりできるようにはならなくて大変だと思う。でも、わからないところからやり進めれば必ずできるようになる。諦めずに頑張ってほしい。」

その中でも、僕が一番印象に残った話はこれ。
「僕も今は先生になれてるけれど、高校時代はどうしようもないやつだった。高校2年生のときにバレンタインデーの時に、机にチョコが入っていたんだよね。やっぱ嬉しいわけですよ。でも、後輩からとか色々情報が流れたんだけど、結局男友達がふざけて入れただけだったんだよ笑。そんな僕でもこうなれてるから大丈夫。みんなも自信持って好きなことに取り組んでほしい。」

自分の弱い部分も包み隠さず話せるところは本当に素敵です。
こういった話を聞いた子供達からは、先生だから勉強をもっとしなさいと言われるかと思ったけれど全然そんなことはなくて新鮮だった。という感想もありました。

純粋に子供が好きなんだなぁというところが、彼のキラキラした目から伝わってきました。
先生になるという小学生からの夢を叶えた後も、現状に満足せず一人一人の子供達に全力で向き合う小松はきっといい先生になると思います。

これからも魅力的な大人をゲストに呼んでイベントはやっていきますので、ぜひご参加ください。
ゲストとして参加したいという方のご連絡もお待ちしております!

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